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40代・50代からの看護師転職は遅くない|40代後半で転職した私の実感

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「この歳で転職なんてもう遅いんじゃないか」

40代、50代になって働き方を変えたいと思ったとき、いちばん重くのしかかるのがこの言葉だと思います。求人はあるのか。新しい職場でやっていけるのか。体力は持つのか。

私は大学病院のICU・CCU・救急救命で12年、治験コーディネーター(CRC)として12年働き、40代後半でケアマネジャーに転職しました。20代で就職してから3回、働く場所も仕事の中身も変えてきました。

結論から言うと40代・50代の転職は遅くありません。ただし「若い頃と同じ転職の仕方」をすると苦労します。年齢を重ねたからこその戦い方があります。この記事では私の実体験からそれをお話しします。

「もう遅い」が思い込みである理由:資格の強さ

まず前提として看護師は資格職です。年齢を理由に選択肢がゼロになることはありません。

実際に求人を見ると訪問看護、介護施設、健診、クリニック、ケアマネなど、40代・50代を積極的に採用している分野はたくさんあります。むしろ人生経験と臨床経験の両方を求められる職場ほど年齢が武器になります

私が転職したケアマネの世界はその典型です。職場に20代・30代はまずいません。40代でも若手という世界です。介護や医療の実務経験を積んでから就く仕事なので、必然的にセカンドキャリアの人が集まるからです。「この歳で新人なんて恥ずかしい」と思っていた私にとって、同年代がゼロから学んでいる環境は正直ありがたいものでした。

50代で肩身が狭いどころか歓迎される職場があります。

ただし現実も見ておく:40代・50代の転職で厳しいこと

いいことばかりを書くつもりはありません。私が実際に感じた厳しさも書いておきます。

体力の低下

30代の頃と同じつもりで急性期病棟や夜勤ありの職場に飛び込むのは危険です。私自身、夜勤中心の生活に戻れるかと聞かれたら正直もう無理だと思います。40代・50代の転職では「今の体力で10年続けられるか」を基準に職場を選ぶことをおすすめします。このあたりは楽な看護師の仕事はどれ?にも書いています。

給料が下がる転職が多い

夜勤手当のない働き方に変えれば収入は下がります。私もケアマネへの転職で大きく下がりました。40代・50代は教育費や親の介護などお金のかかる時期でもあるので、家計として「いくらまでなら下がっても大丈夫か」を先に計算しておくことが本当に大事です。

「ゼロからの出発」を受け入れる覚悟がいる

これがいちばんの壁かもしれません。私は25年のキャリアがあってそれなりに仕事ができるつもりでいました。でも新しい分野に移れば飛び交う用語がわからない、地域の事情を知らない。キャリアが長いほどこのプライドの手放しがつらいのです。

でも逆に言えばここさえ受け入れられれば、40代・50代の転職はうまくいきます。積み上げた観察力や判断力は消えません。ゼロになるのは知識だけで力はゼロにならないからです。

年齢を重ねたからこその戦い方

3回の転職で学んだ40代・50代ならではの転職のコツをまとめます。

「経験の棚卸し」を武器にする

若い人の転職は伸びしろで勝負しますが私たちは実績で勝負できます。急変対応、看取り、家族対応、後輩指導、多職種連携。20年以上働いていればどんな職場でも通用する武器が必ずあります。面接では「何ができるか」を具体的なエピソードで語れるよう、転職前に自分の経験を書き出しておくことをおすすめします。

「長く続けられるか」で職場を選ぶ

40代・50代の転職はおそらく最後かその次くらいの転職です。給料の高さより「この働き方を60代まで続けられるか」を優先したほうが、結果的に後悔しません。看護師を辞めて後悔した人・しなかった人の違いでも書きましたが、後悔しない人は「何から逃げるか」ではなく「どこへ向かうか」で辞めています。

資格やキャリアの「次の一手」を持つ

私はケアマネの先に、主任ケアマネを取って独立するという目標を置いています。目の前の給料が下がっても、5年後10年後の絵が描けていれば踏ん張れます。40代・50代の転職こそゴールから逆算する視点が効きます。

選択肢の具体例:40代・50代からでも遅くない働き方

病棟以外の働き方は思っているよりたくさんあります。訪問看護、介護施設の看護師、健診・献血、クリニック、治験関連、ケアマネ。詳しくは病院を辞めても大丈夫/看護師の働き方9選にまとめています。

その中でも、ケアマネのように「経験年数が受験資格になる仕事」は、まさに40代・50代のための選択肢です。資格取得の流れはケアマネの受験資格と経験年数の数え方ケアマネ試験の勉強法に書いています。

おわりに:25年働いた私が40代後半で転職して思うこと

40代後半での転職は正直勇気が要りました。給料も下がりわからないことだらけで、いまも勉強の毎日です。

それでも「この歳だからやめておこう」と思いとどまっていたら、私はきっと今も同じ場所で消耗しながら「あのとき動いていれば」と考えていたと思います。

年齢はハンデではなく積み上げてきた経験の証明です。遅いかどうかを決めるのは年齢ではなく、この先をどう働きたいかです。

あなたの分岐点のヒントになればうれしいです。

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