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病院を辞めても大丈夫|看護師の働き方9選

働き方の悩み
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はじめに

こんにちは、めぐみです。私は都内の大学病院のICU・CCU・救急救命で12年働いたあと、系列クリニックで2年(治験の第III相と健診を担当)、そして治験コーディネーター(CRC)として10年、現在はケアマネジャーとして働いています。

つまり私は病棟という「患者の命と向き合う最前線」から患者が主な相手ではない働き方まで、看護師資格を活かして幅広く経験してきた看護師です。

その経験から断言できます。病院を辞めても大丈夫。看護師の資格が活きる場所は病棟だけではありません。

この記事では患者が主な相手ではない働き方も含めて、看護師が病院以外で働ける職場を9つ、給料のリアルも交えて紹介します。

病棟を辞めたいのは「甘え」ではない

夜勤は生活のリズムを崩し睡眠障害や生活習慣病のリスクを高めることが分かっています。「みんなやってるから」と我慢し続ける必要はありません。

病棟のつらさは夜勤だけではありません。急変対応の緊張感、常に人の命を預かるプレッシャー、入院受け入れにオペ出し、オペ受け。こうした心身のストレスから解放される働き方はちゃんと存在します。体調やライフステージに合わせて働き方を変えるのは、前向きなキャリアの選択です。

患者相手じゃない・ストレスの少ない働き方9選

1. 治験コーディネーター(CRC)【実体験あり】

私が12年働いた仕事です。治験がスムーズに進むよう、被験者・医師・製薬会社の間をつなぐ役割で座学やデスクワークがベースの働き方です。病棟のように急変に追われる緊張感はほとんどありません。

ただ、12年やった私だから正直に言いますがCRCには向き不向きがはっきりあります。

まずプロトコール(治験実施計画書)を読み込んで理解する力が必要です。英語のプロトコールを読むこともあります(私はDeepLやGoogle翻訳を使っていました。完璧な英語力は不要です)。

そして意外かもしれませんが、「せっかち」な人ほど向いています。治験の検査は1分1秒が勝負です。たとえば2分ごとの採血やバイタル測定には「許容時間」があり早くても遅くてもダメ。許容が9:00〜9:02なら8:59の印字は逸脱になります。この時間感覚を神経質なくらい守れる人、そして小さなミスに気づける人が重宝されます。治験のデータは製薬会社に納品される商品。きれいな状態の検査結果を慎重に作り上げる仕事なんです。

働き方の注意点もひとつ。検査を時間通りに行う必要があるため投薬日は必要人数が増え、早出や遅出の勤務が生じます。小さな子どもがいる時期はきついかもしれません。実際私は出産後はスクリーニングを行う外来に異動しました。施設内でそういう調整ができるのもこの業界の現実的なところです。

なお、CRCにも夜勤がある施設はあります。詳しくは別記事「「夜勤=つらい」は病棟だけ|治験コーディネーターの夜勤のリアル」で書きます。

給料の目安:年収400〜500万円程度。夜勤手当が減る分病棟時代より下がる人もいますが、生活の質は大きく変わります。

2. クリニック(外来)【実体験あり】

私が治験に移る前に2年間働いたのがクリニックでした。系列クリニックで治験の第III相や健診にも関わり、これが後にCRCへ転職するきっかけにもなりました。

「夜勤がないと週5勤務になるから、かえって大変じゃない?」そう思うかもしれません。私も移る前は少し心配でした。

◎残業がない。緊急入院がない。緊急の検査や介助もない 病棟では当たり前だった「予定外の消耗」が消えるんです。毎日決まった時間に終わって夜は眠れる。週5日通っても病棟時代より体も心も軽かったです。

給料は夜勤手当(月4〜6万円分)がなくなるので年収は下がります。ただ、体調が整って消耗による余計な出費も減り、手取りの数字以上に生活は楽になりました。土曜出勤があるかないか、診療科で忙しさが大きく変わる点は求人選びで要チェックです。

給料の目安:年収350〜450万円程度(常勤の場合)。

3. ケアマネジャー(介護支援専門員)【実体験あり】

現在の私の仕事です。実務経験5年で受験資格が得られます。病棟のような身体的な忙しさや急変対応はなく、相談・調整・書類作成が中心の仕事です。

私はケアマネとしてはまだ半年しか働いてないので深いところまで語れる立場ではありませんが、この仕事は長く働き続けられます。

ケアマネは受け持ち人数を調整でき、スケジュールも自分の裁量で組み立てられる仕事です。私はいずれ1人ケアマネとして自宅で開業することを目標にしています。定年に縛られず自分のペースで働くことも可能です。

ちなみに、看護師からケアマネになる人はめったにいません。だからこそ医療の知識を持つケアマネは現場で重宝されます。看護師経験はここでも確実に武器になります。

給料の目安:年収350〜450万円程度。

4. 健診センター・献血ルーム

採血が得意な人なら即戦力になれる職場です。調べたところ、残業がほぼなく生活リズムが安定しやすいのが特徴。決まった流れの業務が多く急変対応に追われる場面は少ないとされています。

5. 訪問看護(日勤のみの事業所)

日勤のみで働ける事業所もあります。ただしオンコール(夜間の呼び出し当番)の有無は事業所によって大きく異なるため、求人票で必ず確認が必要です。給料は夜勤なしの選択肢の中では高めとされています。

6. 保育園・学校の看護師

子どもが好きな人に向いた職場です。土日祝が休みになりやすく生活リズムが整えやすい一方、求人数が少なく人気が高いため見つけにくいのが難点。転職サイトの非公開求人に出ることも多いようです。

7. 企業の産業保健師・企業看護師

土日祝休み・高待遇で人気の枠です。従業員の健康管理が主な仕事で患者さんの治療より予防・相談がメイン。保健師資格があると有利とされています。

8. コールセンター(医療相談・製薬)

体力的な負担が最も少ない選択肢のひとつ。電話やチャットでの医療相談などが中心で、在宅勤務が可能な求人もあるようです。急変対応や身体介助がないため、体力面に不安がある人にも向いています。

9. 介護施設(日勤のみ)

デイサービスなどは日勤のみで働けます。医療処置が少なめでブランクがある人の復帰先としても選ばれています。

病棟以外に転職する前に知っておきたい3つのこと

1. 年収は下がることがある(でも、そこまで悪くない)

夜勤手当は月4〜6万円になることも多く、夜勤がなくなるとその分は減ります。ただここで伝えたいのは病棟以外の仕事でも給料はそんなに悪くないということ。CRCなら年収400〜500万円台も十分に狙えますし「収入が半分になる」ようなことはありません。まず「手取りがいくらになるか」を計算しておくと安心です。

2. 「日勤のみ」でも残業・オンコールの確認は必須

求人票の「日勤のみ」を鵜呑みにせずオンコールや土曜出勤の有無まで確認しましょう。

3. 臨床経験は「何年目で辞めるか」より「何ができるか」

私はICU・救急の経験が、クリニックでもCRCでもケアマネでも活きました。経験の棚卸しをすると選べる職場が一気に広がります。

自分に合う職場を見つけるには

患者相手じゃない働き方や生活リズムの整う人気求人(企業・保育園・健診など)は、一般公開されないことも多く転職サイトの非公開求人に集まりがちです。無料登録して条件で求人を眺めてみるだけでも相場観がつかめます。

まとめ

病棟以外の働き方は収入こそ少し下がることもありますが、心と体のストレスから解放される現実的な選択肢です。しかも給料はそんなに悪くありません。

看護師の資格が活きる場所は、病棟だけではありません

病棟・クリニック・治験・介護と、20年以上「病棟の外」も含めて働いてきた私が断言します。

この記事を書いた人
看護師・介護支援専門員
めぐみ

看護師・介護支援専門員。ICU・CCU・救急救命で12年、クリニックで2年、院内CRCとして12年勤務しました。現在は居宅介護支援事業所でケアマネジャーとして働いています。病棟以外の働き方や看護師の転職について、実体験をもとに発信しています。

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