看護師と子育ての両立がつらい|働き方を変えた私の選択

働き方の悩み
新子ちゃん
新子ちゃん

「仕事も子育ても、どちらも中途半端な気がする」

「子どものそばにいたいけど、仕事も簡単には辞められない」

看護師と子育ての両立がつらいときは、無理に今の働き方を続けなくてもよいと思います。

夜勤をやめる、職場を変える、勤務時間を短くする、一度仕事から離れる。

❓️ 「両立って、仕事を辞めずに頑張り続けること?」

☝️「いいえ。家族と自分を守るために、働き方を変えることも両立です。」

独身時代の私はICU・CCU・救急で働き、月に平均7回ほど夜勤をしていました。

🏥年齢とともに疲れが取れにくくなり、結婚を機にクリニックへ転職しました。

🏥子どもが生まれてからは「夜は自分がそばにいたい」と思うようになり、CRCに転職しました。

🏥往復2時間の通勤と子育ての両立には限界を感じ、ケアマネに転職しました。

振り返ると私に必要だったのは、もっと頑張ることではなくその時の家庭や自分の体力に合う働き方へ変えることだったと思います。

この記事では、私が子どもの成長に合わせて働き方を変えてきた経験と、看護師が子育てと仕事を両立するために見直したいことをお伝えします。

めぐみ
めぐみ

「自分の頑張りが足りないのかもしれない」と悩んでいる方に、働き方を変えることも一つの選択だと伝わればうれしいです。

私が看護師と子育ての両立をつらいと感じた3つの理由

私が働き方を見直した理由は、夜勤だけではありません。

体力の変化、往復2時間の通勤、子どもの成長など、いくつかの負担が重なりました。

1.夜勤の疲れが取れにくくなった

IICU・CCU・救急で働いていた頃は月に平均7回ほど夜勤をしていました。

ICUでは日勤と夜勤で受け持つ患者さんの人数が1〜2人ほどと大きく変わらないので、日勤よりも夜勤のほうが楽だと感じていました。

※夜勤の負担は配属先によって異なります。
一般病棟では夜勤で受け持つ患者さんが増え、リーダー1人と看護師2人でワンフロアを担当することもあります。

若い頃は夜勤明けに眠れば回復できましたが、年齢を重ねるにつれて夜に眠れない生活が体にこたえるようになりました。

このまま夜勤の多い働き方を続けるのは難しいと考え、結婚を機に夜勤の回数が少ないクリニックへ転職しました。

2.往復2時間の通勤が負担になった

CRCは、定時で帰ることができ有給休暇も取りやすい職場でした。

勤務条件だけを見れば、子育てをしながらでも働きやすい職場だったと思います。

❗️問題は通勤に往復で約2時間かかることです。

定時で帰れても、帰宅する頃には時間も体力も残っていません。

仕事そのものが続けられないのではなく、通勤を含めた一日の働き方が家庭生活に合わなくなっていました。

3.子どもの成長とともに必要な関わり方が変わった

子どもが小学校へ入学してからでは、親に求められるものも変わります。

当時の私は、仕事と家のことだけで精いっぱいで、このまま働き続ければ子どものフォローも自分自身の体調管理も中途半端になってしまうと感じていました。

夜勤(月1回でも嫌だった)、通勤時間、子どもの成長。

一つだけなら対応できたかもしれませんが、いくつもの負担が重なると、頑張るだけでは乗り越えられないことがあります。

私の場合は今までの働き方に自分を合わせ続けるのではなく、その時の生活に合う働き方へ変える必要がありました。

保育園に長く預ける罪悪感で、いっぱいだった

子どもが保育園に通っていた頃は朝7時30分頃に預け、お迎えは18時30分頃。

保育園で大切に見てもらっていると分かっていても、心苦しい気落ちでいっぱいでした。

「家にいる時間は、できるだけ子どもと向き合いたい」

「休みの日は、どこかへ連れて行ってあげたい」

そんな気持ちから、帰宅後や休日も自分が休むことを後回しにしていました。

めぐみ
めぐみ

「仕事も子育ても十分にできていない」と感じている方がいらっしゃるとすれば、それはあなたの頑張りが足りないのではなく、すでに頑張りすぎているのかもしれません。

自分が休むことも、子どもと穏やかに過ごすために必要な時間です。

子どもの体調不良は1日では終わらない

子どもが急に熱を出せば、仕事を休まなければなりません。

シフト制の職場では一人が急に休むと、ほかの職員に勤務を代わってもらったり、受け持ちを調整してもらう必要があります。

そして残念なことに、子どもの体調は1日で回復するとは限りません。

新型コロナウイルスやインフルエンザなどは、熱が下がったらすぐに登園・登校できるわけではなく、決められた期間を自宅で過ごす必要があります。

子育て中の職場を選ぶときは、勤務時間や給料だけでなく、次の点も確認しておくことが大切です。

  • 子どもの体調不良で休みを取りやすいか
  • 急な休みを職員同士で補える体制があるか
  • 子育て中の職員が働いているか
  • 看護休暇や有給休暇を実際に利用できるか

子どもの病気で仕事を休むことは、親の落ち度ではありません。

休むたびに自分を責めなければならない職場よりも、急な休みにお互いが対応できる職場を選ぶことが、子育てと仕事を長く続けるためには必要だと思います。

子育てと両立しやすい働き方は?4つの職場を比較

私はこれまで、大学病院、クリニック、治験CRC、居宅ケアマネとして働いてきました。

同じ看護師資格を生かす仕事でも、夜勤の回数や残業、休みの取りやすさは大きく異なります。

私が実際に働いて感じた子育てとの両立のしやすさを表にしました。

職場夜勤・当直勤務の特徴子育てとの両立に関する私の実感
大学病院(ICU・救急)平均月7回不規則なシフト
残業あり
体力的な負担が大きく家庭の予定を立てにくい
クリニック月1回程度日勤中心
土曜は午前勤務
病院より負担は減ったが土曜勤務あり
治験CRC当直月2回程度ほぼ定時退勤
有給休暇を取得しやすい
勤務条件はよかったが往復2時間の通勤がネック
居宅ケアマネなし日勤、土日休みが中心自宅に近くパート勤務のため時間を調整しやすい

治験CRCは、ほぼ定時で帰ることができ、有給休暇もほぼ100%取得できました。

めぐみ
めぐみ

CRCは私が経験した職場のなかで、一番子育てと両立しやすい職場だったと思います

子育てとの両立しやすさは、職種名だけでは決まりません。

夜勤や残業の有無だけでなく、通勤時間、休日、急な休みへの対応、勤務時間を変更できるかまで確認することが大切です。

それぞれの職場のお給料は、看護師の手取りはいくら?4つの職場の実額を比較で紹介しています。

働き方を変えたいと思っている方は、是非、収入と家庭で過ごせる時間の両方を比べてみてください。

今の職場で働き続けたいなら「制度」が使えるか確認する

退職を決める前に利用できる制度を確認してみましょう。

子育て中に利用できる可能性がある制度や支援には、次のようなものがあります。

  • 短時間勤務
  • 残業の免除や制限
  • 夜勤回数の減免
  • 子の看護等休暇
  • 院内保育や病児保育
  • 勤務する曜日や時間帯の変更

※2025年4月から「子の看護等休暇」の対象が小学校就学前から小学3年生修了までに広がりました。子どもが1人の場合は年間5日、2人以上の場合は年間10日まで取得できます。

私の務めるCRCの職場は3歳までしか時短勤務の申請はできませんでしたが、小学校3年生まで使用できる職場も多いと思います。

求人票や病院のホームページに「子育て支援あり」と書かれていても、それだけでは実際の働きやすさは分かりません。

大切なのは、必要なときに「制度」を気兼ねなく利用できるかどうかです。

よくある質問(FAQ)

Q. 子育て中の看護師に一番おすすめの働き方は?
A. お迎えと急な休みへの対応で考えると、残業のない日勤中心の職場です。
私の経験ではCRC(残業ゼロ・定時帰宅・賞与あり)が、収入とのバランスも含めて子育て期に合う働き方でした。

Q. 子どもの病気で休みがちです。職場に居づらいのですが。
A. コロナやインフルなら5〜6日の休みになるのは制度上の必然で、あなたの落ち度ではありません。
それでも居づらさが続くなら少人数シフト制の職場より、担当業務を調整しやすい職場への転職も選択肢です。

Q. 夜勤を辞めると収入はどれくらい下がりますか?
A. 下がる正体はほぼ夜勤手当と残業代です。
私の実例では夜勤ありの病棟で手取り40万円、夜勤のないクリニックで28万円でした。

Q. 家庭を理由に転職するのは逃げですか?
A. 逃げではありません。
私は役職も夜勤手当も手放して家族の時間を選びましたが、後悔していません。
何を優先するかは人生の設計の問題です。

まとめ:自分と家族に合う働き方を選んでいい

看護師と子育ての両立がつらいと感じるのは、頑張りが足りないからではありません。

夜勤、残業、通勤時間、急な休みの取りにくさなど、今の働き方が家庭の状況に合わなくなっている可能性があります。

この記事でお伝えしたかったことをまとめます。

  • 年齢や家庭環境によって、続けやすい働き方は変わる
  • 職種だけでなく、通勤時間や休みやすさまで確認する
  • 子どもの病気で休むことは、親の落ち度ではない
  • 制度の有無だけでなく、実際に利用できる職場かを見る
  • 勤務時間を減らしたり、一度仕事を離れたりする選択もある

私は病院からクリニック、治験CRC、居宅ケアマネへと働き方を変えてきました。

子どもの小学校入学を前にCRCを退職し、約1年間仕事をしなかった時期もあります。

その時々で優先したいことが変われば、自分に合う職場も変わります。

今の働き方がつらいと感じているなら、自分を責める前に、勤務時間や通勤時間、職場を変えることで負担を減らせないか考えてみてください。

あなたは、もう十分に頑張っています。

この記事を書いた人
看護師・介護支援専門員
めぐみ

看護師・介護支援専門員。ICU・CCU・救急救命で12年、クリニックで2年、院内CRCとして12年勤務しました。現在は居宅介護支援事業所でケアマネジャーとして働いています。病棟以外の働き方や看護師の転職について、実体験をもとに発信しています。

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