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看護師の手取りを4つの職場で公開|大学病院・クリニック・CRC・ケアマネを経験した私のリアル

転職・キャリア
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「転職したいけど給料はどれくらい変わるんだろう?」

転職を考えたときに一番気になるのが給料だと思います。求人票の「月給○万円」は見れても、実際の手取りがどうなるかはなかなか見えてきません。

私は都内の大学病院のICU・CCU・救急救命で12年、クリニックで2年、治験コーディネーター(CRC)として10年、そして今はケアマネジャーとして働いています。この記事では、4つの職場すべてで給料明細を受け取ってきた私の実際の手取り額を公開しながら、給料の差の「正体」をお話しします。

結論から言うと月の手取りの差は、思っているより小さいです。差を作っているのは「夜勤の回数」と「賞与」。この2つの正体を知ると、転職の判断は一気に冷静になります。

【公開】4つの職場の手取り比較

私の実際の手取り額です(時期も雇用形態も違うので、あくまで私個人の記録として見てください)。

職場手取り月給賞与夜勤
大学病院(ICU・救急)最高で月40万円あり(金額の詳細不明)最高で月7回
クリニック月28万円31万円月1回程度
治験CRC(院内・正社員)月26〜28万円41〜44万円当直が月2回程度
ケアマネ月23万円事業所によるなし

こうして並べてみると自分でも意外だったことがあります。「ケアマネはすごく下がった」と思っていましたが、月の手取りの差は大きくないのです。

大学病院の40万円は夜勤を月7回やっていた頃の数字。夜勤ゼロのクリニックが28万円、当直月2回のCRCが26〜28万円、夜勤ゼロのケアマネが23万円。手取り月給は、ほぼ夜勤の回数に比例していることがわかります。

大学病院:月40万円は「夜勤7回」の値段だった

手取り40万円という数字だけ見るとたしかに高い。でもその内訳は、月7回の夜勤手当と残業代です。

つまりあの給料は、夜7回眠らずに働き、体力を差し出した対価でした。夜勤を外せば大学病院でも手取りはぐっと下がります。「病棟は給料が高い」のではなく「夜勤が給料を高くしている」。転職を考えるなら、まずここを分けて考えることをおすすめします。(長くなるので私学共済や企業年金については省きます)

クリニック:手取り28万円+賞与31万円

クリニック時代は手取り月28万円、賞与は31万円でした。夜勤1回でこの手取りなら悪くない数字だと思います。

ただしクリニックは規模や院長の方針によって、給与も賞与も差が大きい世界です。私の数字はあくまで一例として求人を見るときは月給だけでなく賞与の実績まで確認することをおすすめします。

治験CRC:月給は同水準、賞与で年収が伸びる

院内CRCの手取りは月26〜28万円。クリニックとほぼ同じ水準です。

違いは賞与でした。41〜44万円と、4つの職場でいちばん手厚かったのです。賞与まで含めた年収で見ると私の場合はCRCがいちばん高かったかもしれません。

ボーナスを含めた年収になるのでCRCで働くなら正社員一択だと思っています。月給だけ比べるとクリニックと変わらなく見えますが、年収ベースでは差がつきます。※ひとつ注意点として、私の給与には看護師としての経験年数が加味されています。未経験スタートの場合はここまでではない可能性があります。相場観はCRCの給料と待遇の実際にも書いています。

ケアマネ:手取り23万円。ただし「暴落」ではなかった

現職のケアマネは手取り月23万円です。

正直「安い」と感じてきましたが、こうして数字を並べるとクリニックとの差は月5万円。「ケアマネになったら給料が暴落する」わけではなく、夜勤なし水準の中でやや低め、というのが実際のところです。

体感として大きく下がった気がしていたのは、賞与の手厚かった治験CRCと比べていたからでした。賞与まで含めた年収で比べると差は開きます。このあたりは看護師からケアマネに転職すると給料と働き方はどう変わる?でも書いています。

それでも私が続けているのは、主任ケアマネの資格を取って独立開業するという次の目標があるからです。今は「安い時期」ではなく「投資の時期」と捉えています。

比較して見えた「給料の正体」3つ

4つの職場の手取りを並べてわかったことをまとめます。

① 手取り月給は夜勤の回数に比例する

40万(夜勤7回)→ 28万(夜勤なし)→ 26〜28万(当直2回)→ 23万(夜勤なし)。「給料が下がる」の中身は、ほぼ夜勤手当。体を守るために夜勤を手放すならこの差額は正当な交換だと思います。

② 年収の差は「賞与」で決まる

月給がほぼ同じでも、賞与31万円のクリニックと41〜44万円のCRCでは年収が変わります。求人票では月給と賞与実績を見てください。そして賞与のある正社員かどうかは、思っている以上に大きな分かれ目です。

③ 単純比較はそもそも難しい、だから「自分の下限」を持つ

交通費が給料に含まれるか、年手当があるか、経験年数が反映されるか。職場ごとに条件が違いすぎて、実は厳密な比較はできません。だからこそ大事なのは他人との比較ではなく、「手取りいくらまでなら自分の生活が成り立つか」という下限ラインを先に決めておくことです。

よくある質問(FAQ)

Q. 看護師が転職すると給料は必ず下がりますか? A. 夜勤のない働き方を選べば夜勤手当の分は下がります。ただ私の実例では、夜勤なしのクリニックで手取り28万円+賞与でした。「病棟以外=激安」ではありません。

Q. 4つの職場で年収がいちばん高かったのはどこですか? A. 夜勤込みなら大学病院、夜勤なしで比べると賞与の手厚い治験CRC(正社員)でした。月給がほぼ同じでも賞与で年収は変わります。

Q. ケアマネの手取り23万円で生活できますか? A. 単身か家族構成かにもよりますが、私は「下限ライン」を計算したうえで転職したので生活は成り立っています。先に家計の下限を決めることをおすすめします。

Q. CRCになるなら派遣と正社員どちらがいいですか? A. 私は正社員一択だと思っています。月給の差は小さくても、賞与の有無で年収の差が大きくつくからです。

まとめ:数字を並べれば、転職は怖くなくなる

  • 手取り月給の差は思ったより小さい。差の正体は夜勤の回数
  • 年収の差は賞与で決まる。求人票は月給より賞与実績を見る
  • 病棟の高給は夜勤7回の値段。手放すのは正当な交換
  • 職場ごとに手当や交通費の扱いが違うので、厳密な比較より「自分の下限ライン」
  • 給料が下がってもその先の目標(私なら独立)があれば投資期間になる

病棟以外の選択肢は病院を辞めても大丈夫/看護師の働き方9選に、体力面から職場を選ぶ考え方は楽な看護師の仕事はどれ?にまとめています。

あなたの分岐点のヒントになればうれしいです。

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