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看護師を辞めたいのは何年目?辞めたくなる3つのタイミング

働き方の悩み
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「看護師を辞めたい」と検索してこの記事にたどり着いた方へ。

まず知ってほしいのは「辞めたい」と思う時期には、だいたい決まった山があるということです。今のつらさはあなただけが弱いから起きているわけではありません。

私は大学病院のICU・CCU・救急救命で12年、クリニックで2年、治験コーディネーター(CRC)で12年働き、今はケアマネとして働いています。3回の転職を経験し同僚が辞めていく姿もたくさん見てきました。

タイミング1:1年目「こんなはずじゃなかった」

最初のタイミングは1年も経たないうちにやってきます。

きっかけとしていちばん多いのが配属先です。第3希望まで書いて出したのに希望の科に行けなかった。病棟の雰囲気が合わない。先輩と合わない。入職して数か月で「こんなはずじゃなかった」と思い始めます。

そして多くの人が、3か月、半年、1年と区切りを決めて踏ん張ります。私もそうでした。

この時期の「辞めたい」は、仕事そのものより「できない自分」と「思っていた環境との違い」がつらいことが多いです。もう少し続けると景色が変わる可能性は十分にあります。

ただし眠れない、涙が出る、出勤前に体調を崩す。このような兆候があれば区切りを待つ必要はありません。

【1年目の方へ】奨学金と仕送りが「辞めさせてくれない」こともある

私は看護学校を志望した時点で付属の病院に就職するつもりだったので、県と大学から3年間、奨学金をもらっていました。もらった期間ぶん働けば返金しなくていい制度です。だから「とりあえず3年は働かなきゃ」と思っていました。正直に言うとそれがなかったら耐えられなかったかもしれません

もうひとつ、私は実家を出て看護学校に通うために仕送りをしてもらっていました。親に負担をかけて資格を取らせてもらった以上、簡単に「辞めて実家に帰る」とは言えませんでした。

同じ状況の方に伝えたいことが2つあります。

ひとつは、契約内容を必ず確認してほしいということ。返還免除の条件は制度によって違います。「辞めたら全額すぐ返さないといけない」と思い込んでいるだけのケースもあります。

もうひとつは、縛りがあるからこそその期間を情報収集にあてるということ。ただ我慢する時間にするのか次の選択肢を調べる時間にするのかで、3年後がまったく変わります(看護師資格を活かせる働き方9選)。

私の場合結果的にこの「3年は働かなきゃ」が、看護師として立てるようになるまでの時間を作ってくれました。

タイミング2:3年目「このまま続けていいのか」

3年続けるとある程度のことがわかるようになります。手が動き、後輩がつき、余裕ができる。すると今度は「この働き方をあと何十年続けるんだろう」と将来のほうを見始めます。

そして3年目あたりから師長さんのほうから転科を勧められることがあります。私も「流れる水は腐らない」ということわざを引かれて、他の科への異動を持ちかけられたことがありました。

この時期の「辞めたい」は、能力の問題ではなくキャリアの問いかけです。焦って辞めるより選択肢を調べる時期にするのがおすすめです。

「辞めたい」と言うとまず異動を勧められます

何年目でも共通することなので、先に書いておきます。

師長さんに「辞めたい」と相談すると、まず他の科への異動を提案されると思っておいてください。病院としては育てた看護師に残ってほしいからです。

私自身は飽きっぽい性格ということもあって、系列病院への異動も経験しました。同じ法人でも、病院が変われば雰囲気も忙しさもまったく違います。

これは引き止めの方便ではなく、実際に有効な選択肢です。「辞めたい」の原因が人間関係や科の特性にあるなら異動で解決してしまうことは珍しくありません。「退職か、我慢か」の二択で考えなくていいんです。

タイミング3:結婚・出産・家庭の事情

3つ目のタイミングは、年数ではなくライフイベントでやってきます。結婚、出産、育児、介護。そして夜勤明けの回復に時間がかかるようになる体力の変化もこの時期です(30代で夜勤がつらい看護師へ)。

私はここが決定的でした。結婚しても大学病院で働き続けるイメージが、どうしても持てなかったんです。あの働き方と家庭の両立はできないと思いましたし、何より仕事より家族にウエイトを置きたかった。

子どもが産まれてからは夜勤ができなくなり、外来に異動させてもらいました。夫が日曜以外は仕事で土曜も祝日も出勤する家庭だったので、私が土日祝と夜勤を避けられる働き方に変える必要があったんです。

一方で、産後も病棟に残り月1回だけ夜勤をしながら働き続ける人もいました。全員が同じ選択をするわけではありません。大事なのは自分の家庭で何を優先したいかです。

そして安心してほしいのは、看護師はどの県に行ってもすぐ就職できるということ。転職のハードルは他の職種と比べればずっと低い仕事です。

「辞めたい」の中身を分解してみる

何年目であってもまずやってほしいのは「辞めたい」を分解することです。

  • 配属先・科の特性が合わないのか
  • 人間関係なのか
  • 夜勤がつらいのか
  • 急変対応の緊張感から逃れたいのか
  • 家庭との両立なのか
  • 看護そのものが向いていないと感じるのか

上の4つなら、異動や系列病院への移動で解決する可能性があります。家庭との両立なら外来異動や夜勤回数の調整という手があります。「看護そのものがつらい」なら、資格を活かした別の働き方を探すことになります。

私の場合は「急変対応の緊張感」と「夜勤」でした。だからCRCに移って解決しました。どの職場がどのつらさを解決してくれるかは楽な看護師の仕事ランキングにまとめています。

何年目でも辞めていい。ただし「次」を決めてから

辞めるのに「適齢期」はありません。1年目でも20年目でも、限界なら辞めていい。ただし、心身が限界でない限りは次を決めてから辞めることをおすすめします。

無職期間があると焦りから条件を妥協した転職になりやすいからです。在職中に情報収集をして、内定を得てから辞める。この順番のほうが確実にいい転職ができます。

病棟以外の選択肢は病棟を辞めたい看護師におすすめの仕事にまとめているので、眺めるところから始めてみてください。

まとめ

  • 「辞めたい」が来やすいのは、①1年目 ②3年目 ③ライフイベント期 の3つのタイミング
  • 1年目は配属先や人間関係のギャップ。3か月・半年・1年と区切りで踏ん張る人が多い
  • 奨学金や仕送りで辞められない人もいる。契約内容を確認し、その期間を情報収集にあてる
  • 3年目はキャリアの問いかけ。師長から転科を勧められることも
  • 「辞めたい」と言えばまず異動を提案される。他科・系列病院への異動は有効な選択肢
  • ライフイベント期は、自分が優先したいものを基準に。看護師は転職のハードルが低い
  • 何年目でも辞めていい。ただし限界でないなら「次を決めてから」

今つらい気持ちを、何年目だからと否定する必要はありません。まずはその気持ちの正体を確かめるところから始めてみてください。

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