
ケアマネって、どんな仕事をしているの?
看護師の経験だけで、介護や福祉の経験がない私にもできるの?
仕事内容は調べられても、実際に働き始めてからのことはなかなか想像できませんよね。
私は看護師やCRCとして働いたあと、介護・福祉の実務が未経験の状態で居宅介護支援事業所のケアマネになりました。
働き始めて半年。
戸惑ったのは介護保険の知識だけではありませんでした。
電話でのやり取りの多さや、急に休むときの訪問日の調整など、これまでの職場とは想像がつかないような難しさを感じました。
この記事では、転職して半年で感じた働き方の違いと看護師経験が役立ったことをお伝えします。
これからケアマネを目指す方が「自分だったらどうだろう?」と転職後の生活を考えるヒントになればうれしいです。
転職して驚いたこと ①紙の書類と電話の多さ
ケアマネになって最初に驚いたのは、紙の書類や電話でのやり取りが多いことでした。
CRCとして働いていたころは、メールでやり取りすることが多く、相手の都合に合わせて返信してもらっていました。
一方ケアマネは、サービス事業所への連絡やご家族の調整など、電話を使う場面がとても多いです。
書類を作るだけでなく、人と話して調整する時間も多い仕事。
これが、実際に働いてみて感じたことです。
転職して驚いた ②休みや退職の調整は自分で行う
訪問日は自分の都合だけで決められない
自分や家族の体調不良で急遽休む場合、予定していたモニタリングを別の日に調整する必要があります。
利用者さんがデイサービスなどを利用していると、「今日がだめなら翌日に変更すればいい」とはいかず、訪問できる日を改めて調整しなければなりません。
「今月中に訪問する」というモニタリングを、限られた日程の中で組み立てる大変さは、働き始めてから実感しました。
退職するときも、利用者さんの引き継ぎがある
もう一つ想像していなかったのが、退職に伴う引き継ぎの問題です。
看護師として働いていたころは「すぐ転職できるし、今年度で辞めようかな」と退職を気軽に考えることができました。
しかし、ケアマネはそういきません。
「担当している利用者さんを、誰に引き継ぐか」まで考える必要があります。
後任の調整に加えて、利用者さんやご家族への説明、支援経過の共有、関係する事業所への連絡。
交代の状況によっては、書類の作成やサービス担当者会議の日程調整も必要になります。
次の職場を決めるだけでなく、今担当している方の支援をどうつなぐかも考える。
これは、転職前には見えていなかった働き方の違いです。
転職して驚いたこと ③経験があっても学び直しは必要
医療の現場で長く働いてきましたが、ケアマネになって最初につまずいたのは、介護保険の用語やサービスの略語でした。
周りが当たり前に使っている言葉が分からず、会話についていけないこともありました。
経験を積んできたつもりだっただけに、戸惑いは大きかったです。
デイサービス、訪問介護、福祉用具、ショートステイなど、地域にある事業所の特徴を知ることが必要でした。
転職して驚いたこと ④40代でも若手だった
私の職場では自分より年上の同僚が多く、40代の私も若手という感覚でした。
病棟で働いていたころとは年齢構成が違ったので驚きました。
「今からでは遅いかな」と感じている方に、40代で新しく学びながら働いている私の経験が、一つの参考になればと思います。
給料は看護師に比べると安い
給料の話は避けて通れません、看護師より安いです。
前職のCRCは正社員でボーナスもあったので単純な比較はできませんが、時給に換算するとマイナス1,000円です。
詳しくは看護師からケアマネに転職すると給料と働き方はどう変わる?にも書いています。
それでも私が続けているのは、やりたいことがあるからです。
ケアマネは経験を積んで「主任ケアマネ(主任介護支援専門員)」の資格を取れば、自分で居宅介護支援事業所を開業することができます。
開業には主任ケアマネが必要なので、今はそのための修業期間だと捉えています。
「安い給料で消耗する期間」ではなく「独立への投資期間」と考えられるかどうかで、この仕事の見え方は変わると思います。

ケアマネの仕事で生きた看護師経験
初めて学ぶことが多い一方で、「看護師として働いてきてよかった」と感じる場面もあります。
医療機関とのやり取りに経験を生かせる
看護師として得た知識は、ケアマネになってからも役立っています。
退院前のカンファレンスでも、病棟での仕事を経験していることで、病院の看護師さんや相談員さんの話を理解しやすいと感じます。
記録や情報整理の経験が役立つ
看護師時代は、電カルにその都度記録を入力し、急な病棟への転棟に備えてサマリーをまとめることもありました。
この経験は、利用者さんの情報を整理しケアプランや支援経過を文章にする仕事に生きていると感じます。
それでも、これまで積み重ねた観察力や、情報を整理して伝える力は、新しい仕事でも土台になっていると感じます。
看護師からケアマネへの転職前に確認したいこと
転職から半年の時点で感じたのは、仕事内容だけでなく職場の支援体制を知っておいた方がいいということです。
これから転職を考える方には、次の点を確認してほしいと思います。
- 相談できる体制:分からない制度や対応を、誰に相談できるか
- 休みのときの対応:急な欠勤時の連絡や訪問予定を、どう調整するか
- 担当件数と業務量:入職後、どのくらいのペースで担当が増えるか
- 給与と勤務条件:手当や賞与、勤務時間も含めて生活に合っているか
ケアマネの資格を持ち、正社員への転職を考えている方へ
求人を比較するときは、給与や勤務時間に加えて担当件数や相談できる体制も確認しておきたいところです。
介護・福祉分野の転職支援サービス「介護JJ」も、希望する働き方を相談する選択肢の一つです。
介護・福祉の転職サイト『介護JJ』私の場合は、将来の主任ケアマネ資格の取得や独立開業も目標にしています。
新しく覚えることは多くても、看護師としての経験が役立つ場面はあります。
この半年の経験が、ケアマネとして働く自分を想像するきっかけになればうれしいです。


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