「夜勤明けの疲れが、昔みたいに抜けない」
30歳を過ぎて感じるようになった看護師さんは少なくないと思います。私自身もまさにそうでした。
この記事では病棟で夜勤を続けてきた私が、なぜ「夜は寝る生活」に戻す決断をしたのか。そして実際にクリニックへ転職して何が変わったのかを包み隠さずお話しします。
夜勤がつらいと感じているあなたが自分を責めずに次の一歩を考えるヒントになればうれしいです。
夜勤が嫌いだったわけではない
先にお伝えしておくと私は夜勤そのものが嫌いだったわけではありません。
夜勤をすれば夜勤手当がつくぶん給料は上がりますし、平日に休みが取れることで自分の予定を進めやすいというメリットもあります。実際、友人の中にも進んで夜勤を希望する人や夜勤専従で働いている人もいます。夜勤の方が生活リズムに合う人もいると思います。
夜勤より日勤の方が業務量として大変なことも多く「日勤ばかりも嫌だな」と思っていました。
だから、これから書くことは「夜勤=悪」という話ではありません。ただ自分の体と生活に合わなくなってきたサインに気づいた、という話です。
30歳を過ぎて変わった夜勤明けの疲れ
若い頃は夜勤明けでも何とかなっていました。
夜勤明けにそのまま美容室に行ったりデパートに買い物にいったり、予定を詰め込んでも翌日には回復できていました。
ところが30歳を過ぎた頃から夜勤明けの疲れが明らかに抜けにくくなりました。
- 夜勤明けで無駄な買い物をしてしまう
- 帰宅後はお風呂に入らないまま気絶するように寝てしまう
- 起きたら夕方。そのままダラダラして夜もまた寝てしまう
- 翌日の休日は「体を回復させるだけ」で終わってしまう
夜勤の疲れがなかなか取れない、そんな日が増えていきました。
江ノ島まで行ってしまった夜勤明けの話
今でも忘れられない出来事があります。
当時、私は千代田線を使って通勤していました。ある夜勤明けの帰り道、電車で眠ってしまい小田急線に直通したあとも起きられず、気づいたら江の島方面まで運ばれてしまったのです。
途中で「もう降りなきゃ」と頭ではわかっていました。それなのにどうしても体が起き上がれませんでした。
ただ眠かっただけではありません。体が限界まで疲れきっていたのだと思います。
この一件で「この働き方をずっと続けるのは体力的にきつい」とはっきり自覚しました。
夜勤が合う人・合わない人がいる
繰り返しになりますが夜勤には確かにメリットがあります。
- 夜勤手当で収入が上がる
- 平日に休みが取れる
- 日勤より人間関係や業務量が楽に感じることがある
これらを理由に夜勤の方が自分に合っていると感じる人もいます。だから夜勤そのものを否定したいわけではありません。
ただ健康寿命やこれからの働き方を考えると「夜は寝る生活」に戻すことも大切な選択肢だ、と私は思うようになりました。
夜勤がつらいと感じる自分を責める必要はありません。それは看護師を辞めるサインではなく、働き方を変えるサインかもしれないのです。
私が選んだのは「夜勤のほぼないクリニック」への転職
私が最終的に選んだのはクリニックへの転職でした。
正直に言うと、当時は「今さらクリニックなんて」という気持ちもありました。急性期病棟でバリバリ働いてきた自負があったからです。
それでも求人を探すなかで「治験」というワードに惹かれ、自分の希望条件にも合致していたので思い切って就職を決めました。
転職先ではSAS(睡眠時無呼吸症候群)の検査対応で月に1回あるかないかの夜勤はありました。ですが、病棟の夜勤とは比べものにならないほど楽で正直「夜勤手当をもらうのが申し訳ない」と思うくらいでした。
転職して実感した心と体の変化
クリニックに移ってから生活は大きく変わりました。
- 精神的にも肉体的にも圧倒的に楽になった
- そのぶん休日が充実するようになった
- いろいろなことを考えるための脳のリソース(余裕)が増えたのを実感した
- 「仕事に行きたくない」という感情が消えた
給料は夜勤をやらなくなったぶん下がりました。それでも、失ったもの以上に得たものが大きかったというのが正直な感想です。
看護師の転職サイトはどう使ったか
ここからは実際にどうやって転職先を見つけたのかをお話しします。
私が使ったのは看護師向けの転職サイトでした。求人サイトはたくさんあるので2社ほど登録して、自分で求人を検索して探しました。
登録の際に住所や名前を入力しないと詳しい情報が見られなかったので、そこは登録しました。ただ、担当者から電話やメールが来るのが苦手だったので、連絡はスルーして自分のペースで求人を探しました。
※ 転職サイトは担当者にしっかりサポートしてほしい人にも、自分のペースで探したい人にも対応できます。私のように「まずは求人だけ見たい」という使い方もできるので気負わず登録して大丈夫です。
私が絞り込んだ条件は次のとおりです。
- 通勤しやすい立地
- 希望する給料
- 残業時間の有無
- 自信がある循環器があること
- 夜勤がない(または少ない)こと
こうした条件で絞り込めるのが転職サイトの便利なところでした。
ちなみにハローワークは「失業した人が行くところ」というイメージがあって正直あまり印象がよくなかったので、どんな場所かも調べませんでした。実際は違う使い方もできるようですが、当時の私には転職サイトの方が合っていました。
なお、退職は休職を挟まず3月末で退職し、4月から新しい職場でスタートしました。ブランクを作らずに切り替えられたのは結果的によかったと思っています。
まとめ:夜勤がつらいのはあなたのせいではない
夜勤明けの疲れが抜けない。休日が回復だけで終わってしまう。そう感じているなら、それはあなたの努力不足でも、看護師に向いていないからでもありません。
体と生活が「働き方を変えてもいいよ」と教えてくれているサインかもしれないのです。
夜勤のない、あるいは少ない働き方は思っている以上にたくさんあります。クリニック、訪問看護、治験(CRC)、日勤常勤。まずはどんな求人があるのかを知るだけでも気持ちは軽くなります。
私は2社ほど看護師転職サイトに登録して求人を眺めることから始めました。登録は無料ですし連絡が苦手なら私のように自分のペースで探すこともできます。
「辞める」ではなく「働き方を変える」その選択肢を、忘れないでください。

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